ドット絵

Pixelblog 64:NES風の忍者プラットフォーマー、プレイヤースプライトからパララックスの街まで

Raymond SchlitterがSLYNYRDに書いた最新のPixelblogは、8ビット風の忍者プラットフォーマーを題材にした読み応えのある記事です。ひとつのアイデアを軸にゲームアセット一式を組み立てていく過程が好きな人には特におすすめです。彼はNinja Gaidenを手本にしていると明言しており、ハードウェアの制約には厳密にこだわらないものの、作業全体を通してNESのパレットを使っています。

まずはプレイヤーキャラクターからです。デザインの細部を入れる前に、ただのダミーテンプレートから始めてアニメーションを固めていきます。鮮やかな赤いスーツは、目立つことを優先して選ばれたそうです。動きは隼龍をモデルにしていて、キビキビした走り、壁登り、天井へのぶら下がり、宙返りジャンプ、空中斬りがあります。私が面白いと思ったのは、地上で攻撃するときはキャラクターが足を止める設計です。走りながら斬り続けられないので、戦闘に精度が求められるようになります。

次は敵キャラクターです。180度を五方向に砲口を振る回転砲台のヘリ、壁や天井に張り付くクモ型の戦車、ダメージを受け止める役目の遅いサイバーゴリラが登場します。ゴリラは指の付け根で歩く姿勢の資料を参考にして、まず単純な体の形を作って動きを確かめ、そのあとでロボット的なディテールを足しています。頭と胴体を一つのパーツにまとめているのも、あえてぎこちなさを出すためだそうです。

一番参考になったのは背景の環境づくりです。16x16のタイルを六つのレイヤーで使い、それぞれ違う速度でスクロールさせてパララックスを作っています。キャビネット式の投影を使い、奥行きの線はおよそ67.5度で伸びます。横に1ドット進むごとに縦に2ドット上がるので、段差がきれいに揃います。結果は320x180のモックアップで示されています。

もう一つ知っておくといいのは、今回のPixelblogでは、小さなチュートリアルのひとつである忍者のフレーム分解がPatreonの有料部分にあるという点です。メインのレッスンは無料で読めます。アセットと元データは別のパックとして販売されています。このスプライトを実際のプレイヤーコントローラーに組み込んでくれる人が出てくれたらいいなと思います。

出典:SLYNYRD

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