世界観創作

物語と衝突してしまう世界観の要素5つ

Mythcreantsに掲載されたOren Ashkenaziの8月の記事は、私が何度も思い返す指摘をしています。世界観は物語の中核となる体験を支えるべきなのに、有名な要素の中には、静かにその体験を損なっているものがあるというのです。

『アバター 伝説の少年アン』のアバターステートを例に挙げましょう。アンがほぼどんな戦いにも勝ててしまう無敵モードで、元素の武術を軸にした作品の緊張感を損ねています。原作は戦いを軽く非致死的に描くことでこの問題を覆い隠していますが、オザイとの最終決戦は、実力が意味を失うので今も作為的に感じられます。

『X-MEN』のプロフェッサーXのマインドコントロールも同じ問題を抱えています。部屋全体を麻痺させられるテレパシストは、ほとんどの戦いを始まる前に終わらせてしまうので、作家は彼を戦闘から遠ざけるか、敵に超能力の接触を防ぐヘルメットをかぶらせるしかなく、それが恣意的に見えてしまいます。

記事は小説『Tears of the Wolf』にも触れています。貴重な治癒師であり戦闘魔法の達人でもある女性主人公が、それでも社会からは保護のために夫が必要だと言われ続けるという設定です。さらに、『スター・ウォーズ』プリクエルの広大なジェダイの組織が元の映画の神秘性と衝突する点や、制作上の都合から生まれた『スター・トレック』の転送装置が、潜入や脱出のシーンを無意味にしてしまう点も取り上げています。

自分の世界を作る人への教訓はこうです。力や技術を加える前に、それが緊張感にどう作用するかを問うこと。新作の物語ならこうした問題を最初から計画できますが、長く続くフランチャイズは問題にパッチを当て続けるしかない、と記事は述べています。

出典:Mythcreants

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