コーヒー焙煎

コーヒー1バッチの焙煎は、実際どんな段階を経ているのか

以前は、焙煎は豆を機械に入れて時間が来たら取り出すだけだと思っていました。調べるほど、その考えが単純すぎたと分かります。

実際の1バッチは、決断の連続です。生豆の準備、目標の設定、投入、進行の観察、プロファイルの展開、排出、冷却、仕上がりの確認、データの記録。どの段階も次のバッチに影響します。

いちばん心に残ったのは、機械を動かす前の問いです。このバッチは何のために焼くのか。エスプレッソ用とフィン(ベトナム式フィルター)用は違い、ミルクメニューのベースとブラック用も違います。豆が大きければ自動的においしいわけでもなく、均一さ、豆の状態、保管方法を合わせて見る必要があります。焙煎機は道具にすぎず、原料にもともとある差を「直す」ことはできません。

だから「標準」の温度や時間もありません。機械の種類やバッチ量、原料から切り離した数字は、レシピだと誤解されやすいのです。「何分焼けばおいしいか」ではなく、「この原料とこの目標なら、焙煎をどう展開すべきか」を問うべきです。

自分用にメモしたことがもう二つ。冷却もバッチ管理の一部であること。きちんと冷やさないと豆は変化し続けます。そして色だけで二つのバッチが同じだと判断できないこと。その前の熱の入り方がまったく違うかもしれないからです。

私のような自家焙煎派にとっての教訓は、バッチごとにしっかり記録すること。おいしいバッチは、なぜおいしかったのかを理解し、再現できてこそ本当に価値があります。

出典:C&C Coffee

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