希少爬虫類

マーケットプレイスでヤモリが堂々と売られている:2026年の捕獲枠は何を意味するのか

Mongabay Indonesiaの報道を読んで、思わずスクロールする手が止まった。家に住むヤモリ(tokek)が、いくつかのマーケットプレイスで公然と売られているという内容だ。取材チームは、生きたヤモリを1匹Rp30,500で出品している販売者を少なくとも1人見つけた。在庫は493匹で、精力、ぜんそく、さらにはがんに効くという効能まで謳われていた。記事自体は、その効能の主張が本当かどうかには触れていない。

法的な立場については、BRINの研究者Amir Hamidyの説明が安心できると同時に重要だった。ヤモリは2019年からCITES附属書IIに掲載されているが、それは絶滅の危機にあるという意味ではない。IUCNレッドリストでは軽度懸念(Least Concern)だ。大事なのは、取引が合法で、出所をたどれて、持続可能であることだ。そのためには個体数調査に基づくNon-Detriment Finding(有害性なしの判定)の研究が裏付けになっている必要がある。

2026年の野生からの捕獲枠は、2025年のKSDAE事務局長決定第254号で定められた。総数は2,509,362匹。そのうち2,487,750匹は食用(乾燥ヤモリ)、21,612匹はペット用だ。東ジャワには食用枠として最も多い480,000匹が割り当てられている。最小捕獲サイズも決められていて、吻端から総排泄腔までの長さが15cmだ。ところが、ヤモリは体長10〜11cmほどで性成熟するため、捕獲される個体はすでに一度は繁殖していると推定される。

そして、私がいちばん面白いと感じたのは次の指摘だ。IPB大学のMuhammad Fakhri Fauzanは、再調査なしには、捕獲枠が適用された後も野生個体群が安全かどうかを確かめにくいと警告した。その場合、枠は科学的な根拠を失いかねない。Amir自身も、現場で捕獲サイズの規制を適用するのは簡単ではなく、監督をさらに強化する必要があると認めている。

爬虫類の世界を追いかけている者として、ありふれて見える動物にもデータが必要だという当たり前のことを、改めて思い出させる記事だった。もし飼うつもりがあるなら、出所の明らかな個体を選びたい。

出典:Mongabay Indonesia

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