インディーゲーム制作

ポーランドのゲーム産業視察記:10分ずつの“スピードデート”型商談と国家レベルの支援

indienovaに、著者ThirtyThreeさんの旅行記が掲載されています。今年の夏、国内の同業者とともにポーランドを一週間視察した記録です。インディーゲームを作る人にとって参考になる点が多いので、いくつか整理してみます。

行程の最初の山場は、ワルシャワのMeetUp65です。ポーランド創造産業センターが企画したイベントで、中国のゲーム媒体やコンテンツプラットフォームと、ポーランドの独立系スタジオや開発者が、一日で数百件の一対一の商談をこなします。著者は約31件のミニ商談を行い、1件は10分。8分が過ぎるとスタッフが残り2分だと知らせたそうです。最もよく耳にしたのは「個人開発なので名刺がありません」と「ゲームのウィッシュリストはそこそこ集まっていて、中国エリアが二番目に多い流入元です」という言葉だったとのことです。

二番目の訪問先は、カトヴィツェのゲーム産業カンファレンス GIC Sprint Katowice です。中国市場向けの「Go to China Pitch」と、予約制の一対一商談が用意されていました。著者は当時どこにも所属していない独立開発者にも出会い、このイベントを仕事探しの機会にしていたといいます。

特に印象的だったのは、ポーランドの政策の流れです。2016年頃にNCBRがGameINN計画を発表し、2023年には電子ゲーム支援計画が、2025年末にはゲーム産業の円卓会議が、2026年初めには報告書が出されました。今年10月には初のポーランド電子ゲームデーも開催される予定です。政府がゲーム産業をどれほど重視しているかという点では、ポーランドは世界でもトップクラスかもしれない、と著者は考えています。

後半は、ワルシャワ旧市街の再建や、ニコショヴィエツ地区の赤レンガの建物など、都市の見聞です。私にとって最も価値があると感じたのは、小さなチームが海外に出るとき、パブリッシングとウィッシュリストの流れが実際にどう回っているかが見えることです。

出典:indienova

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