万年筆・インク

モンブラン2026マスターズ・オブ・アート、マティスに捧ぐ ペンに隠された人物

モンブランは2026年のマスターズ・オブ・アート・シリーズに、アンリ・マティスを選びました。新作の「オマージュ・トゥ・アンリ・マティス リミテッドエディション4810」は、デザインの発想だけで長く眺めていられるペンです。

出発点はマティスの《青いヌード III》です。バレルには青と白のラッカーを使い、プラチナコーティングの金具を組み合わせています。模様は回すまでは抽象的ですが、ペンを回すと女性の姿が現れます。机の上で眺められるだけでなく、手に取って回してほしいと語りかけてくるペンは、とても魅力的に映ります。

丸みのある彫刻的なキャップは、マティスの彫刻作品へのオマージュです。トップは青い貴金属レジンで、中央に白い貴金属レジンのモンブランのエンブレムが収まっています。プラチナコーティングされたコーンには植物模様があり、楕円形の形が花びらを思わせます。

ペン先は手作業で仕上げた無垢の Au 750 ゴールドのニブに、ロジウムめっきを施したものです。マティスの《麦束(The Sheaf)》から着想を得た植物モチーフが刻まれ、絡み合った H と M の文字が静かな署名になっています。白いラッカー仕上げのクリップは葉の形で、同じ絵の中の色とりどりの配置を思わせます。

販売店の発表には価格も限定本数も書かれていないので、その情報が出るまでは価値について語るのは控えます。いま心に残っているのは、マティスの切り絵のような造形言語が、数センチのキャップとクリップにどれほど凝縮されているかという点です。

出典:Fontoplumo

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